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日本語ボランティア 教え方講座 4
前回の講座を仕事で欠席したので、ついていけるかなあとちょっと心配でした。
宿題が出ていたようです。

 会話の中で、対立型と融合型どちらの「こそあど」を使っているか考えてくること。

対立型の「こそあど」は、自分から見た場合「これ」だが相手から見た場合「それ」になるようなとき。
融合型は、自分も相手も「これ」「ここ」というときです。
日常では、対立型を使うことの方が多いとのことでした。

数の数え方では、英語と日本語の位取りの仕方が違うことを確認しました。

  1   2   3   4   5   6   7   8   9   10
 いち  に   さん  し   ご   ろく  しち  はち  きゅう じゅう

百 ×     さんびゃく よん    ろっぴゃく なな はっぴゃく     ×

千 ×     さんぜん  よん          なな はっせん      ×

万             よん          なな


頭の数字が同じでも読み方が同じではなく、数によって濁音や半濁音になるところが難しいです。

英語では、10,000(一万)は ten thousand、
100,000(十万)は one hundred thousand、
1,000,000 (百万)は one millionです。

こうしてみると、数字の桁の区切りは、英語の位に合わせていることがわかります。
英語圏には 万 という位の考え方がないので、理解するのが難しいようです。



 文字指導

・ひらがなの学習で難しい点
  絵のように複雑
  似たような形がある
  はね、とめ、はらいがある
  音声と表記がちがうことがある

・ひらがなを教えるときの方法
  あ行から順番に教える    辞書が引けるようになる
  絵や実物の名前から教える  興味があるものだと意欲的に学習できる

・間違いやすいひらがな

  形が似ている
  あ−お き−さ は−ほ の−め−ぬ−ね−わ−れ た−な り−い−こ る−ろ

  印刷のフォントによっては表記が異なる
  ら さ り そ な ゆ ふ や

  書き順を間違いやすい
  う え ら よ   点を後から書いてしまう
  も         横棒を先に書いてしまう

  形が取りにくい
  は よ  とめずに流れる
  け き  はねがオーバーになる
  い り  長さが長すぎたり短すぎたりする
  こ き  文字の向きが傾く
  す    結びの部分の大きさが小さくなる

・英語は、アルファベットが読めても単語は読めない。
  a エイ  apple apron car   同じ a でも発音が違う
  あ あ  あい あか あひる  全部同じ あ と発音

・づ ぢ を使うことば
  つづく ちぢむ つづり    同音連呼
  はなぢ こづつみ かんづめ  連濁

・長音の表記
  あ段 +あ  おかあさん(発音は おかーさん)
  い段 +い  おにいさん(おにーさん)
  う段 +う  くうき(くーき)
  え段 +い  ていねい(てーねー) せんせい(せんせー)
  え段 +え  おねえさん(おねーさん) ええ へえ ねえ
  お段 +う  を とお
  お段 +お  ほ おおかみ とおい おおきい こおり おおい とおる ほお
           おおやけ おおよそ もよおす ほのお
by naturalist3 | 2005-05-21 14:11 | Japanese language
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